代表をしております、須田貴哉と申します。
現代では、昔に比べ核家族化していると言えます。様々な問題が取り巻く中、待機児童の問題、家事・子育てにおいて、母親の負担が大きいといったことは、直接少子化につながると私は考えています。
未婚化や晩婚化の進行という結婚をめぐる変化もあります。このように話している私も、独身ではあるのですが、2019年に6歳離れた姉に子どもが生まれました。姉の話をきいているとつくづく大変だなと感じるのです。子どもがいない自分には「仕事をしていないのだから時間があるでしょう」と思っていたのですが、姉からしてみれば「仕事のほうが、ある程度自分のペースで動けるから、楽」だというのです。あくまでも、姉一個人の感想なのですが、育児は得体のしれない?生き物が可愛くも「えーんえーん」と話せない代わりに昼夜問わず泣くのですから、たまったものではありません。
育児に疲れ心も体もすり減ったお母さんは、誰にも相談できないこともあります。それに加え、出産や母乳育児で血が不足することで、鬱になりやすいとも言われています。たくましい強いと思っていた姉ですら、ヘトヘトになっていたのですから普通の人は大変だろうと考えるのです。
そのようなこともあり、本来可愛い子が生まれて幸せなお母さんのお手伝いをさせていただき、ほっと一息つけるきっかけづくりにでもなればと思い、産後ヘルパー事業を立ち上げさせていただきました。
また一方で、長年会社の社長や会長もしていた祖母が、八十八で他界しました。祖母は一人暮らししていましたが、年を重ね不安を感じサービス付き高齢者住宅にお世話になっていました。だんだん、認知機能が低下し、母や姉が不安に感じ介護を勉強すれば不安は減るのかもしれないと介護の資格を取得しました。それに影響され、私も介護施設で修行、資格をとりました。
介護の基本に「本人らしく生活する」といった目標があります。いろんな機能は、当然ながら年を重ねれば失われていってしまうけれども、「その人らしさ」は失う必要がないと考えます。
祖母のために、たっぷり時間はとれませんでしたが、介護保険サービス、施設、病院、ケアマネージャー、介護スタッフにお世話になり、祖母らしいラストが臨めたかなと思います。
このような経緯もあり、笑顔あるその人らしい毎日を送っていただけるようスタッフ一同精進して参りたいと思っています。
ここ五年で、私は大切な祖母の死と、甥っ子の誕生という経験をしました。
この経験を活かし、介護事業や産後ヘルパー事業に生かせればと考えています。
私の個人的な話となりましたが、代表挨拶と代えさせていただきます。